■勉強方法
「ソリューションアーキテクト アソシエイト」の試験は、AWSの基本的な仕組みやサービスについての知識を問う試験のため、
AWS認定試験の中でも一番最初に取得しやすい試験になります。
①入門書でAWSの概要を理解
「シナリオで学ぶパブリッククラウドAmazon Web Services 設計&開発ガイド」
→オンプレのシステムとAWS上に構築したシステムの共存方法、および、AWSへの移行方法が非常に分かりやすく説明されており、AWS入門レベルの方はこの本から導入するのがよいです。
②試験対策参考書で勉強
「合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト」
非常に効果の高い対策参考書で、試験対策というだけでなく、AWSの基礎知識が短時間で身に付きます。
この参考書の内容を理解することで、試験問題の40%は回答できるようになります。SAAを取得する為のバイブル的な本です。
③出題キーワードの把握
認定試験に出る範囲は限られており、おのずと出題されるキーワードも決まっています。
後述する「出題キーワード」をまず把握します。
④AWSのマニュアルを参照
AWSサイトのマニュアルを参照し、出題キーワードに関するの詳細内容を把握する。
認定試験では、かなり細かい部分まで出題されます。
※実際にAWSに触りながら学習するのがBetterですが、SAAクラスであれば、座学でも十分合格可能です
⑤サンプル問題を解く
ホワイトペーパーの内容がすべて頭にはいれば確実に合格なのですが、それは現実的に難しいので、
問題を数多くこなし、分からなかったところをホワイトペーパーで復讐し、記憶に定着させるという作業が重要です。
AWS公式の模擬テストを実施するのもお勧めですが、問題数の割りに値段が高く、正解数のみが分かり、どの問題が正解したか
ということが分かるわけではないので、最終的な腕試しに使うのがよいでしょう。
※当サイトでは、今後、回答/解説付きのサンプル問題の提供も検討しておりますので、機会があれば利用してみてください
マニュアルを読んで理解を深める
↓
問題を解いて理解度を確認
↓
問題で分からなかったところをマニュアルを読んで復讐
[改訂版試験(SAA-C02)対応]ソリューションアーキテクト・アソシエイト問題集はこちら
■出題キーワード
「ソリューションアーキテクト アソシエイト」の試験の出題傾向から分析される重要キーワードを以下に記載します。
これらのキーワードについて重点的に学習することで、自ずと合格が見えてきます。
試験に出るカテゴリとしては、以下のカテゴリから出題さます。
各カテゴリのキーワードの理解を深めれば、自ずと合格が見えてきます。
【IAM】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
ルートアカウント | ルートアカウントは頻繁に使わないこと | △ |
IAMユーザー/IAMグループ/IAMポリシー | それぞれで設定できる内容について | 〇 |
アクセスキー/ シークレットキー |
アプリケーション内に指定しないこと(基本的にはIAMポリシーで制御すること) | ◎ |
【VPC】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
サブネット | プライベートサブネット/パブリックサブネットの違い | ◎ |
ルートテーブル | ルートテーブルにインターネットGWを設定する方法 | ○ |
ルートテーブル | ルートテーブルにインターネットGWを設定する方法 | ○ |
NATインスタンス | NATインスタンスとは/送信元・送信先チェック | ◎ |
ElasticIP/PublicIP | インターネット接続する際にインスタンスに付与する必要あり | ◎ |
インターネットGW | インターネット接続する際にインスタンスに付与する必要あり | ◎ |
セキュリティグループ | ステートフル/デフォルトでは、インバウンド拒否、アウトバウンド許可 | ◎ |
ネットワークACL | ステートレス/デフォルトでは、インバウンド許可、アウトバウンド許可 | ◎ |
VPCピア接続 | 3つインスタンスがある場合のピアリング方法 | △ |
【EC2】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
ユーザーデータ/メタデータ | それぞれで定義できる内容について | △ |
リザーブドインスタンス/スポットインスタンス | それぞれのインスタンスタイプの特徴。特にスポットインスタンスについてはよく出題される | ◎ |
Dedicatedインスタンス | Dedicatedインスタンスの特徴について | △ |
ELB | 複数のAZに跨るロードバランシング/ヘルスチェック | ◎ |
AutoScaling | AutoScalingグループ/AutoScalingグループ/スケールアウト・スケールイン順序 | ◎ |
【ECS】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
Cluster/Task /TaskDefinition /Service |
それぞれの用語の意味と使い方について | 〇 |
【Lambda】
ワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
課金方式 | 実行された時間だけが課金対象になるという点について | ◎ |
トリガー | Lambdaが実行されるトリガーの種類内容について | ◎ |
Lambdaの特徴 | 自動でスケールアウト/課金体系/サーバレス | ◎ |
【EBS】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
インスタンスストア | インスタンスストアとEBSバックドストアの違いについて | 〇 |
スナップショット | EBSスナップショットの取得が非同期であること | ◎ |
暗号化 | EBSの暗号化方法/暗号化されているEBSのスナップショットは暗号化されること | △ |
プレイスメントグループ | EC2サーバー間の通信速度を速める為の方式。冗長性は犠牲になる。 | △ |
【EFS】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
複数インスタンスから接続可能 | EBSとは異なり複数インスタンスから接続可能 | 〇 |
容量無制限 | EBSとは異なり容量無制限 | ◎ |
【Amazon FSx for Windows】
※改訂版試験(SAA-C02)から新たに試験対象
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
フルマネージドストレージ | バックアップ/容量管理の自動化 | ◎ |
AD登録 | 該当インスタンスにはAD登録が必要 | ◎ |
暗号化 | 通信中データ/Disc暗号化 | 〇 |
【S3】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
ACL/バケットポリシー/IAMポリシー | それぞれの設定で制御できる内容について | ◎ |
Glacier | 低頻度でしかアクセスせず、取り出しに時間が掛かってもよいアーカイブオブジェクトなどを低料金で格納可能 |
◎ |
取り出しオプション | Glacierからデータを取り出す際のオプションである、高速/標準/バルクの特徴について |
◎ |
Webサイトホスティング | 静的コンテンツを公開する場合に行う | ◎ |
ライフサイクル管理 | 一定期間が経過した場合に、自動で削除および別のストレージクラスに退避などが可能 | 〇 |
バージョニング | 誤操作で削除/上書きしたオブジェクトを復活することができる。只、管理オブジェクトが増えるので課金対象オブジェクトは増える | 〇 |
暗号化(CSE/SSE/SSE-C) | クライアントサイドでの暗号化かサーバーサイドでの暗号化か。その暗号キーはどこで管理されるか。 | ◎ |
署名付きURL | 特定のエンドユーザーに期間限定でオブジェクトを公開することが可能 | 〇 |
【CloudWatch】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
標準メトリクス /カスタムメトリクス |
標準メトリクスとカスタムメトリクスで参照できる内容について。メモリ使用量はカスタムメトリクスで参照できるというのは、頻出問題。 | |
CloudWatchアラーム/SNS | CloudWatchアラームで設定した閾値を超えた場合の通知方法について | 〇 |
CloudWatchLogs | CloudWatchLogsで監視できる内容/監視可能な対象について | 〇 |
CloudWatchEvents | CloudEventsを使うユースケースについて | 〇 |
【StorageGateway】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
ファイルゲートウェイ | 非同期だがほぼリアルタイムにS3格納が可能 | 〇 |
ボリュームゲートウェイ | ナップショット形式でのS3への格納 | 〇 |
テープゲートウェイ | 仮想テープライブリについて | △ |
【DataSync】
※改訂版試験(SAA-C02)から新たに試験対象
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
移行先リソース | EFSなどに転送可能(これまでの転送サービスはS3が基本だった) | ◎ |
課金対象 | 転送したデータ量に対して課金 | 〇 |
【RDS】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
マルチAZ/フェイルオーバー | マルチAZ構成の特徴、フェイルオーバー時の動作について | ◎ |
リードレプリカ | マスタDBの負荷分散/非同期でのレプリケーション(マスタへの更新内容が直後に必ず参照できるわけではない) | 〇 |
自動バックアップ | S3に自動でスナップショット作成/自動バックアップの保存期間 | △ |
課金方式 | RDSを停止させてもストレージやスナップショットに対する課金は発生する | △ |
【AuroraServerless】
※改訂版試験(SAA-C02)から新たに試験対象
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
自動で起動停止・スケールアウト/イン | アクセスに応じて自動で起動停止・スケールアウト/イン | ◎ |
【Redshift】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
カラムナ志向データベース | 通常のDBとは異なり、行ではなくカラム志向でのデータ保持方式 | 〇 |
ユースケース | DWHなどの大量データの集計処理に向いている。登録/更新は遅いのが特徴。 | ◎ |
【DymanoDB】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
高可用性 | 自動的に3つのAZにデータが格納される | ◎ |
スループット変更 | ダウンタイムなしにスループット設定の変更が可能 | 〇 |
特徴 | NoSQL/スキーマレス/艇レイテンシー | ◎ |
【CloudFront】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
オリジンサーバー/ディストリビューション | オリジンサーバーとディストリビューションの意味/関係性 | 〇 |
エッジロケーション | 世界各地に点在する、直近のエッジサーバーにアクセスすることで、レイテンシーを最低限に抑えることが可能 | 〇 |
キャッシュ | キャッシュされるタイミング/有効期限 | ◎ |
【SWF/StepFunctions 】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
SWFとStepFunctionsの差異 | SWFとStepFunctionsでできることの差異。StepFunctionsの方が可視性に優れている。 | 〇 |
ユースケース | 双方とも順序性が要求されるタスクの自動実行を行う際に利用 | 〇 |
【その他】
キーワード | 出題ポイント | 出題頻度 |
Route53 | ALIASレコードについて(なぜかALIASレコードについては頻出テーマです) | 〇 |
侵入テスト | 必ず申請が必要/実施可能リソース | ◎ |
IDフェデレーション | ウェブIDフェデレーション/SAMLフェデレーション | △ |
SQS | 標準キュー:順序性の保証なし FIFOキュー:順序性の保証あり | 〇 |
ElastiCache | システムのセッション情報などを保持して、WEBサーバー/DBサーバーの負荷を減らす | △ |
CloudTrail | 証跡情報の保管 | △ |
CloudFormation | テンプレート/スタック | △ |